大腸内視鏡検査について

大腸内視鏡検査とは?

内視鏡を用いて大腸内部の粘膜を詳しく観察する検査
大腸内視鏡検査とは、肛門から内視鏡(電子ビデオスコープ)を挿入し、最奥の盲腸から手前の直腸まで内視鏡を引き抜きながら、大腸内部の粘膜を詳しく観察する検査です。
当院の大腸内視鏡検査は、おもに大腸がんの早期発見を目的に行います。


病巣の位置、大きさ、広がり、表面の形などを直接観察できる
内視鏡検査は、電子ビデオスコープで病巣(びょうそう)(病気の中心部)を直接観察できることが大きな特徴です。病巣の位置、大きさ、拡がりのほかに、表面の形状(隆起や陥凹(かんおう)(へこむ、あるいは窪んだ状態)など)、色調などを詳しく観察できます。
また、内視鏡検査は、観察と同時に組織の一部をとって病理検査(顕微鏡レベルで組織の状態を観察する)を行えるため、病気の判定に有用です。

大腸内視鏡検査はどのような症状があったら受けるべき?

便が細くなった、排便時の出血(下血)などの症状があるとき
「最近、便が細くなった」「排便時に出血していた(下血)」という症状がある場合、大腸がんが疑われるため、大腸内視鏡検査の受診を強くおすすめします。
また、はっきりとした症状がなくとも、40代以上の方には一度大腸内視鏡検査を受けていただくことを推奨しています。

大腸内視鏡検査はどのような症状があったら受けるべき?

大腸内視鏡検査ではどのような病気がみつけられるの?

おもに大腸がんと大腸ポリープをみつけることができる
大腸内視鏡検査では、おもに大腸がん大腸ポリープ(粘膜層にイボ状に隆起した組織)をみつけることが可能です。そのほかに、下痢や腹痛、血便などの症状がある方については、大腸内視鏡検査で大腸の腸炎や潰瘍(粘膜の表面が炎症を起こし崩れることで深部まで組織が欠損した状態)などがみつかる可能性があります。

大腸内視鏡検査の費用は?

1割負担 3割負担
大腸内視鏡検査(観察のみ) 2,000円程 6,000円程
大腸内視鏡検査+生検+病理組織検査 3,000円~5,000円程 9,000円~15,000円程
大腸内視鏡検査+ポリープ切除+病理組織検査 7,000円~10,000円程 20,000円~30,000円程

※概算の金額です。事前の診察代・採血検査代等は別途かかります。
※大腸ポリープを切除した場合、加入されている生命保険の種類によっては還付金がおりる可能性があります。保険会社にお確かめください。